『オペレーション・フィナーレ』
あらすじ
ホロコーストの実行人と言われた、悪名高いナチ党員であるアドルフ・アイヒマン。
彼を捕まえることに成功した諜報部員たちの活躍を描いた作品。
監督 クリス・ワイツ 『アメリカン・パイ』『ローグ・ワン/スターウォーズストーリー』
主演 オスカー・アイザック 『新スターウォーズ』『エクス・マキナ』
ベン・キングズレー 『アイアンマン3』『シャッターアイランド』
ほとんど話している映画
予告を見ると『アルゴ』みたいなドキドキ感満載の作品と印象を受けるかもしれませんが、この映画はほとんど話しているだけです。
主人公とアイヒマンがずーっと話してます。
だからでしょうか、主人公とアイヒマン以外のキャラクターの存在感が薄かったです。
まぁでもこれが本作の魅力だと思います。
しかし、本作で初めて知ったのは戦後のアルゼンチンでは、ユダヤ人を捉えようと警察まで動いていたこと。
検問とかしてユダヤ人を捕まえようとしたり、ネオナチみたいな人たちが集会をしていたりと・・・
動物らしいちゃらしいですかね。
自分とは違う種類の生物を排除しようとしますからね。
ところで、アイヒマンはそれほど反ユダヤ的な思想でなかったそうで、作中でも何度も惨たらしいフラッシュバックが映し出されます。
友人にもユダヤ人がいたそうです。
演じていたオスカー・アイザックの演技もなんだか同情を誘うような演技で哀愁漂うアイヒマンが出来上がっていました。
ホロコーストなんてなかった説もありますが、そんなこと抜きでも作品として楽しめるものでした。