フィンディのミラノコレクションができるまで『フィンディ・バイ・カール・ラガーフェルド 』
「カール大帝のファッションショーができるまで」
秋・冬ミラノコレクションができるまでに密着
カール大帝の作り上げる世界
言わずと知れた天才で、ブランドとして落ち目であったシャネルを再建仕立て上げた天才デザイナー。
今回は彼がフェンディの秋冬コレクションの発表までに迫ったドキュメンタリー。
コレクション発表までのラガーフェルドと、周りの人間の時間の経ち方はかなり異なります。
ラガーフェルドの時間の経過の仕方はとにかく優雅。
しかし、周りはそうではありません。
ラガーフェルドの書き残していったスケッチから隠された意味を読み解かなければいけません。
読み取った後は、せっせと服を仕上げていきます。
また、時間もそれほどないので、揺れるミラノ行きの電車の中でも服を縫い上げていきます。
一方ラガーフェルドはその頃何をしているのか。
自家用ジェットでミラノに向かいます、周りの人間と違ってあくせく働いたりなんかしません。
これはコレクション数日前に行われるフィッティングと言われる作業の時も変わりません。
モデルたちに発表する前の服を着させ、ラガーフェルドに見せます。
ラガーフェルドは、あれこれと自分の理想を追い求めるためにあれこれと指示を出します。
これにまた周りは大忙し。
しかし、やはり天才。
彼の指示通りにやると一段と良くなっていきます。
カールラガーフェルドの歴史
1933年にドイツで生まれ、14歳でパリに移住。
17歳で著名なデザイナーのアシスタントとなり、その後も数々のブランドを渡り歩き一時はファッション業界に嫌気がさす。
しかし60年代にフェンディのデザインコンサルタントに就任。
83年にはシャネルのデザイナーとして活躍し、シャネルを復活させる。
同じ学校で学んだ同級生としてイブ・サン・ローランがいる。
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