『世界の現実旅行』を見て
Dark Tourist | Netflix Official Sit
ネットフリックスで現在配信されている本作品。
ニュージランドの記者であるデイビットが、話題になっているダークツーリズムを体験取材するというシリーズ物。
ダークツーリズムとは、交戦地帯や被災地などの普通の旅行とは違ったものを楽しむものです。
エピソード1では、麻薬王パブロ・エスコバルのゆかりの地を訪れるツアーに参加したり、メキシコに行き国境越えツアーに参加し、不法移民の苦難を体験しますw。
そのほかにもニューオリンズに行って吸血鬼パーティーに参加したり、ケネディ暗殺現場ツアーに参加したりと、まぁ変わった場所に行くんです。
その中で気になったのが日本が舞台のエピソード2。
まず彼が一番初めに参加したツアーが、福島ツアーでして。
ツアー内容はまぁ原発事故後の福島県を訪れるというシンプルなツアー。
人間が襲ってくるといった恐怖はないのですが、目にみえない恐怖があるんですよね。
放射能なんですけど。
ツアー参加者は他にもいて、全員が放射能測定器を持っています。
実際に測定してみると、チェルノブイリ以上の数字になったり、何回も測定器が鳴ったり・・・。
途中、デイビットがゲームセンターに入っていくんですけど、もちろん誰もいないし、屋根が壊れて雨風に晒されていて、埃っぽくて汚いと。
でも、『アイアムレジェンド』やゲームの『Last of Us』の世界のようでどこか美しさを感じました。
このツアーのシーンは参加者自体がどんどん数値が上がっていくのが怖くなり、ツアーを中断します。
で次が富士の樹海ツアー。
言わずと知れた日本の自殺の聖地。
ここが有名になったのは「黒い樹海」という1960年代の小説だと劇中で言われています。(黒い樹海 - Wikipedia )
綺麗なんですよね〜。
苔がいい雰囲気を出していて緑が鮮やかなんですよ。
もののけ姫にでできそうな森で(これは屋久島がモデルだけど)空気も良さそうな。
自然ってすげ〜なってなるところなんですけど、自殺の名所でなんでね途中木からぶら下がった縄が出てきたり・・。
近くでカフェをやっているアメリカ人の方が出てくるんですけど、夜にこの森には入りたくない、何か感じるとかいうんですよね。
他にも幽霊を沈めてるといっていた女の方が出てきて、何か儀式をしていたりと、なんかスピリチュアル方面にってしまったのでなんか残念でした。
最後は軍艦島。
小さい頃は不気味な場所だなぁ、怖い名前だなぁとか思っていたんですけど退廃した美しさがありました。
不気味ではありましたけどね。
さて、この作品は今はまだ1シーズンだけだし、話のつながりもないのでどのエピソードから見ても気軽に楽しめるし、アングラな文化についても多少、学べるので見てみてください!
僕からは以上!