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DCはどこへ行く?①

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絶好調のMarvel

『インフィニティーウォー』も工業的にも成功し、フェーズ4も始まろうとしているなど、勢いはまだまだ続きそうです。

 

ところでDCはというと・・・

  

ボロボロのDC

 

ボロボロです。

興行的にも、評判的にも。 

 

問題はDCの戦略にあります。

Marvelは何年もかけて、それぞれのキャラクターを掘り下げ、アヴェンジャーズを映画化しました。

アメコミに興味のなかった人たちも引きつけることに成功しました。

じわじわと火を起こしていったのです。

 

しかし、DCは全く逆のことしました。

いきなりズドーンと大きな火を起こそうとしたのです。

バットマン対スーパーマン』がいい例でしょう。

  

 

スーパーマンは前作『リアル・スティール』があるからいいのですが、キャストもデザインも変更した新バットマンにとっては初出演の映画でした。

ここが大きな問題です。

誰もまだこの新バットマンに魅力を感じていないのです。

 

Marvelには『キャプテンアメリカ:シビル・ウォー』という作品があり、キャプテンアメリカとアイアンマンがこの作品では戦います。

こちらは評価的にも興行的にも成功しています。

理由の一つとして、どちらのキャラクターにもファンが引きつけられているから、ということが挙げられます。

こうなったのは、Marvelがきちっとそれぞれのキャラを掘り下げていたからです。

 

バットマンVSスーパーマン』をそれなりに成功させるためには、この作品の前にバットマンの単独作品を作り、ファンにも新バットマンに愛着を持ってもらおうと努力するべきだったのです。

 

しかし、DCは『バットマンVSスーパーマン』をさらに薄めたような作品を世に送り出しました。

ジャスティスリーグ』という作品です。

 

www.youtube.com

 

この作品の前に『ワンダーウーマン』という作品がヒットし成功するのでは、と期待されていましたが・・・もちろん失敗。

アヴェンジャーズの二番煎じみたいなキャラクターばっか。

 悪役もDCの映画だとほとんど同じにしか見えない。

 

DCは圧倒的にキャラクターが地味です。

キャラクターを掘り下げるということを怠ってきました。

これがDCの戦略の問題の一つです。

問題はもう一つあります。

なので次回の記事では、DCとしては珍しくキャラが立っていた作品『スーサイド・スクワッド』などを取り上げて、DCが抱えるもう一つの問題を挙げていきたいと思います思います。